東京から大学時代を過ごした福知山へ。働く場所としてこの街を選んだ理由｜CRAFT BANK社員インタビュー【福知山市】

京都福知山市でクラフトビール醸造所と、タンクを眺めながらビールが飲めるレストランを併設しているCRAFT BANKには、お酒と食事を楽しみに各地から多くの方が訪れています。

今回は、福知山公立大学を卒業し、CRAFT BANKにオープン時から勤務する上埜妙子さんに、現在の業務やCRAFT BANKの魅力、地元ではない土地で働くことになった理由や想いについてお伺いしました。

CRAFT BANKでの担当業務について

ー今担当されている仕事内容を教えてください。

上埜妙子さん (以下：上埜さん)：店舗運営とキッチンスタッフをしています。

ー実際に、上埜さんがお店の料理を作っておられるのですか？

上埜さん：はい。料理は私が担当しています。監修は、福知山の焼肉店「丹の吉」の店主さんにお願いしていて、これまでに季節限定メニューの開発なども一緒に行ってきました。

自分が「作ってみたい」と思うものを自由に試作し、まずはスタッフに食べてもらいます。
そこから意見をもらってブラッシュアップさせて、商品として仕上げています。

ー店舗運営ではどんなことを担当されているのですか？

上埜さん：店舗は私とアルバイトスタッフで運営しているので、日々の営業を回しながら、スタッフへの指導やシフト管理を行っています。

また、売上目標に向けてチーム全体でどのように取り組んでいくかを考えています。

ーそれぞれの業務で、どのようなことを心がけておられますか？

上埜さん：店舗運営では、スタッフとのコミュニケーションを大切にしていますね。勤務する中で気付いたことがあれば、その都度スタッフ同士で共有し、すぐに工夫や改善ができるようにしています。

これまでにも、スタッフのアイデアからビールメニューの黒板を作ったり、飲み比べを楽しんでいただけるようにハーフサイズの販売を始めたりと、みんなでお店を育ててきました。

キッチンでは、季節感を大切にしながら、お客様がビールをより楽しめる料理づくりを心がけています。

福知山の方はもちろん、市外から来てくださるお客様にも「また来たい」と思っていただけるような、ワクワクするお店づくりを続けていきたいです。

入社されたきっかけと福知山に戻って来られた理由

ーCRAFT BANKに入社されたきっかけを教えてください。

上埜さん：大学時代にご縁のあったCRAFT BANK代表取締役の庄田健助さんから、お店をオープンするタイミングで「一緒に働かない？」と声をかけてもらったことがきっかけです。

当時は東京でおむすび屋さんに勤めていて、新卒から働いていました。

ちょうどコロナ禍で、外に出ることもままならず、朝早くから夜遅くまで仕事をして、気づけば“仕事だけの生活”になっていたんです。

そんな中で、福知山で大学４年間を過ごした繋がりもあるし、クラフトビールのお店を一から立ち上げていくという話を聞いて、「すごく楽しそうだな」と感じて、福知山に戻ってくることを決めました。

ー福知山公立大生の学生は地元に戻る方も多いですが、上埜さんはなぜ地元ではない福知山市で就職しようと思われたのですか？

上埜さん：やっぱり、福知山で過ごした大学４年間が本当に充実していて、毎日がとても楽しかったからですね。

大学時代、福知山市の三和町に2年間住んでいたことがあるんです。
ゼミのフィールドワークの関係で、一軒家の離れをお借りして暮らしていたのですが、その地域が本当に素敵で。「人と人との繋がりの中で、自分がちゃんと生活できている」という実感がありました。

ー東京には、福知山とは違う環境があったと思いますが、どんな違いを感じましたか？

上埜さん：そうですね。私には、東京で人との繋がりを作ることができませんでした。ご近所にどんな人が住んでいるのかも知らない、地域のお祭りのような交流も一切ない。毎日が仕事中心で、職場以外のつながりがない生活だったんです。

福知山での生活と比べて、買い物やお出かけをするには楽しい場所かもしれません。
でも、私が求める、生活する中での楽しさは感じられませんでした。

CRAFT BANKで働いて感じるやりがい

ー実際に働かれていて、どんなときにやりがいを感じますか？

上埜さん：やっぱり、目の前でお客様が美味しそうにビールを飲んで、料理を味わいながら笑顔になってくださる姿を見るのが1番のやりがいですね。 

「福知山にこんなところがあったんや！」と驚いてもらえるのも、このお店で働いていることを誇りに思います。

福知山には大きな工業団地があるので、出張や転勤で来られたお客さんがいたり、出張のたびに立ち寄ってくださる方もいて、すごく嬉しいです。

また、丹後で年に一度マラソン大会があるのですが、その前日に毎年来てくださるお客様もいて、「あ、もうそんな季節か」と一年の早さを感じることがあります。
お客様とのつながりが続いていくことで、来店のたびに少しずつ関係が深まっていくことが本当に面白いなと感じます。

ー東京での生活から、福知山での暮らしに変わって、どんな違いを感じますか？

上埜さん：お店の営業時間が夕方からということもあって、勤務が終わるのは少し遅いのですが、その分、出勤は午後から。午前中に自分の時間をしっかり取れるのが今の暮らしの良さですね。
例えば、天気のいい日はお散歩をしたり、少し遠出をしてみたり。

知り合いの方たちに、山菜採りやさつまいも堀りなどに誘っていただいて、午前中に畑で芋掘りをして、夜はお店で働く。そんな一日もあります。

仕事の日でも、自分の好きなことや季節を感じることをしっかりできるようになったのは、東京ではなかった福知山の生活の良さだと感じています。

CRAFT BANKの魅力とこれから

ー上埜さんが思う、CRAFT BANKの魅力を教えてください。

上埜さん：お店に大きなカウンターがあることもあって、お客様との距離がとても近いんです。常連さんはもちろん、初めて来られた方とも自然に会話が生まれて、友達のようにフランクな関わり方もできます。
お店の人とお客様という関係を越えて、もう少し“人と人”が近い関係になれるところが魅力だと思います。

あと、クラフトビールが好きな方が全国各地から来てくださるので、福知山にいながら各地の話を聞けるのもすごく面白いですね。

そうした出会いが生まれるのも、お客様との距離が近いCRAFT BANKならではの魅力だと感じています。

ーこれから、CRAFT BANKでどんなことをしていきたいですか？

上埜さん：CRAFT BANKのキャッチコピーが「ビール片手に、なんかやろう。」なんです。その言葉の通り、ただの飲食店としてだけでなく、“何かが始まる場所”としての面白さをもっと広げていきたいと思っています。

そういう動きを以前、常連さんが自主企画を立ててCRAFT BANKを使ってくださったことがありました。

福知山に暮らす人や、CRAFT BANKに関わってくれた人がここで新しい刺激を受けて、「自分も何かやってみよう」と思える。そんなきっかけをつくれる場所にしていけたらと思っています。

ーそういった新しいことにも、チャレンジできる環境なんですね。

上埜さん：はい、CRAFT BANKはチャレンジさせてもらえる環境だと思います。というより、むしろどんどんチャレンジしてほしいくらいですね。

私自身ももっといろんなことに取り組んでいきたいと思っているんですが、今はどうしても通常営業で手一杯になっているのが現状です。

だからこそ、そうした新しいことに一緒に挑戦してくれる仲間を増やしていきたいなと思っています。

ー上埜さんは、どんな方に入社してほしいと思われますか？

上埜さん：お客さんと関わるお仕事なので、人と関わることが好きな方が良いと思いますね。それはスタッフ同士で一緒に働いていくうえでも、大切だと思います。

あとは、ビールや料理など“美味しいものが好き”という気持ちがある人なら、きっとこの仕事を楽しめると思います。

ー最後に、京都府北部でお仕事を探している方や、移住希望者の方にメッセージをお願いします。

上埜さん：京都府北部はすごく住みやすいところで、海にも山にもアクセスしやすいし良いところだなと思います。
私は縁を感じた場所が福知山だったので、何か縁を感じたらぜひ飛び込んでほしいです。

もし福知山に来られることがあれば、ぜひCRAFT BANKのカウンターに座って、ビール片手にこの地域の話をしましょう！

さいごに

採用に関するお問い合わせ

CRAFT BANKに興味を持たれた方は、下記のInstagram投稿を見ていただき、ぜひDMかメールアドレス(info@craftbank.net)までお問い合わせください。

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会社情報
CRAFT BANK
本社：京都府福知山市南本町264-5
創業：2022年
従業員数：3名
サイト：https://www.craftbk.net/
Instagram：https://www.instagram.com/craftbank_brewing